Microsoft365によるクラウドオフィス環境導入事例/中央電設(株)様
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- 2022年10月3日
- 読了時間: 5分
更新日:2023年2月9日
顧客企業のご紹介
中央電設株式会社
昭和31年の設立以来65年以上、鉄道(主に東京メトロ)や学校、ビルなどの公共施設を中心に、電気・通信設備の保守点検や調査、また設計・施工などを行っています。

電設本部 工事部 次長:中江 様
Q、THTに相談した理由は?
社内のIT環境の整備については、もともとは古くからのつきあいのあったパソコンに詳しい業者に一任していました。
新型コロナウイルスの蔓延よって、在宅ワークへのシフトが必要とされ、社員ひとひとりにノートパソコンを支給することになったものの、設定だけでなく、ファイルの共有の仕方など多岐にわたる業務の遂行方法の見直しも必要となりました。
どこに問題があり、どこから手を付ければよいかもわからず、昨今のIT全般のトレンドにも明るくない当社は、どこに相談するのが適切であるかもわからない状況の中で、東京保安通信(以下THT)さんとのご縁がありました。
Q、どのような課題がありましたか?
まず社内システムに精通している担当者が社外にひとりだけという状況からの脱出、これが最初の課題です。
早速、THTさんには、社内のネットワーク構成やデータの置き場などの状況を従来の業者と連絡を取り合い、把握することから着手して頂きました。
すると、ファイルサーバーが自社内にあったため、データへのアクセス速度やアプリケーションの処理速度がとても遅いことがすぐにわかりました。
猛暑の夜にマシンがダウンしたこともありました。
こういった社内システム環境に私達はすでに慣れてしまっていましたが、改めて業務効率上の問題点であることを認識することができました。
また、この度川口倉庫を建替え川口テクノステーションへ移行するにあたり、大塚本社から工事部事務所の状況を確認する方法も模索していました。

川口テクノステーション
Q、どのようなプロセスでこれらを解決していったのでしょうか?
まず、各自のパソコン上のファイルと、自社内サーバーへのデータ格納を、すべてCloudに移行させることにしました。
Microsoft365を導入し、本社と川口倉庫の情報共有の仕方を1本化しました。
Teamsの導入は、部署や役割ごとにグループをつくり、やりとりできるようにしました。
川口倉庫には専用のネットワークカメラを導入しました。カメラ設置場所とデータ保管場所を分離することで、万が一カメラを壊されてもデータはサーバーに残っている状況をつくりました。本社からカメラの映像を確認できるので、いちいち電話をして確認する必要もなくなりました。
Q、移行はスムーズでしたか?
一番苦労したのは、クラウドへ移行する際のファイルの整理ですね。
そもそものネットワークが貧弱であったため、移行だけでも時間がかかってしまう。
作業の行程下で、ファイルを喪失してしまうというリスクにも見舞われましたが、THTさんがサポートしてくれました。
また、このファイル移管とシステム移行に際するボトルネックとして、支給・設置されていたパソコンのスペック不足という問題がありました。
THTさんはそれまでのHDD(ハードディスク)をSSDに換装する提案をしてくださり、低コストでこの問題をクリアすることができました。
Q、運用を開始してみていかがですか?
まず、パソコンで行う業務全体の速度と効率が圧倒的に向上しました。
アプリケーションの起動速度から、ファイルへのアクセス・作業、コミュニケーションすべてにおいてです。
Excelもメールに添付して送り合うのではなく、オンライン上で共同編集し、チャットでやりとりするだけで良くなりました。
また、Teamsの導入により、グループチャットが通例となり、社内コミュニケーションが圧倒的に円滑になりました。
導入前まではメールで行っていたベトナム支社とのファイルのやりとりもノーストレスで行えています。
そして、Teamsはオンラインでのシフト(勤務状況)の確認も可能にもしてくれました。
従来は出社して、ホワイトボードに予定を書き込むのが通例でしたが、夜勤明けの方に申し訳ない思いをしながら電話をすることがなくなりました(笑)
拠点間の予定確認も驚くほどスムーズになりました。
ネットワークカメラは防犯もさることながら、本社から、川口倉庫の状況を一目で把握できるので、連絡をとりたいスタッフがどこにいるかもわかりやすく、便利ですね。
Q、今後はどのように運用していくご予定でしょうか?
Temasの様々な機能について、知見を増やしたい、試してみたいという意欲がわきました。
このモチベーションが生まれただけでも当社としては画期的なことです。
工事の進捗率を可視化したり、もっと業務の効率化に役立てていきたいですが、まずは従業員がもっとこのシステムに慣れてもらうことが大切であると考えています。
Q、今後の計画とTHTに期待していくことについて教えて下さい。
今後さらなる社会の多様化と変化に対して、新しい強みを作っていかねばなりません。
当社は電気設備と通信技術に強みをもっていますが、技術革新の早いITの分野においてはTHTさんのサポートを得ながらDX化を推進していきたいと考えています。
Q、最後にこの記事を読んでくださっている方にTHTの宣伝にご協力をお願いします笑
事業戦略を共有することで、ITによる解決方法を提案してくれるTHTさんは、保守運用で培った安全と安心と安定を担保に、新しい武器を授けてくれます。
引き続きサポートよろしくお願いいたします。
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